ポーランド:豪州Prairie Mining社 Debienskoプロジェクトの資源量を報告

掲載日:2017年2月2日

1月23日付けの地元報道によると、豪州の石炭開発会社Prairie Mining社は、Debiensko強粘結炭プロジェクトの初めての見込み資源量を、ボーリングでの石炭品質分析の結果を見て、鉱石埋蔵量合同委員会(JORC)へ報告する。

同社は、コークス炭は欧州の鉄鋼会社から需要があると見ている。コークス炭には二種類あり、中揮発強粘結炭(mid-vol HCC)と低揮発強粘結炭(low-vol HCC)。ボーリングでは、407/4層の下30mまで完全コアリングし、全コアは、写真撮影、層厚、深度等、詳細に記録され、石炭層は試験所にて分析された。

mid-vol HCCとlow-vol HCCは、世界で生産される強粘結炭の範疇に入っている。mid-vol HCCは地表下850~1,000 m、low-vol HCCは地表下1,000~1,300 mに賦存し、欧州最大のコークス炭生産会社Jastrzębska Spółka Węglowa社が所有する近隣の操業炭鉱と、その深度は近い。

欧州の産業界は、コークス炭必要量の約80%を輸入に頼っている。2015年、欧州のコークス炭消費量は80百万トン、うち50百万トンは強粘結炭である。Debiensko強粘結炭プロジェクトは、物流面の競争力では、250 km以内に中央欧州のコークス工場と鉄鋼工場の約50%が位置し、既存の道路や鉄道インフラにて連結されている。

Prairie Mining社は、整備された鉄道網があり、消費者への輸送が簡単であり、米国や豪州からの輸入強粘結炭より価格面で有利であるとした。


(石炭開発部 辻  誠)

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