豪州:QLD州、じん肺対策のための定期的な胸部X線検査等を法制化

掲載日:2017年3月30日

3月23日のQLD州政府の発表によれば、同州政府は独立の専門委員会の勧告を受け、炭鉱におけるじん肺の防止のための対策を2017年1月に法制化し、同年7月までにガイドラインを策定する予定である。

同州のAnthony Lynham天然資源鉱山大臣によれば、2016年7月以降、QLD州の炭鉱労働者の胸部X線はQLD州の放射線専門医によってILOの基準に基づくチェックがされ、これらは米国においてダブルチェックを受けている。2017年3月17日現在、約5,000枚のX線写真が米国に送付されている。

同大臣によれば、今後、ILOの基準に基づく2度の胸部X線写真の読み取りは、QLD州において実施するというシステムを段階的に導入していく。また、全ての坑内掘り炭鉱労働者は採用時及び5年毎に1度、呼吸機能のテストや胸部X線を含む検査を受けなければならない。また、坑外労働者も少なくとも10年に1度検査を受けなければならない。

さらに炭鉱会社は炭鉱の粉じんのモニタリングデータを3カ月に1度、鉱山の検査当局に提出しなければならない。これらの結果は2017年6月にオンライン上で公開される。じん肺の罹患が確認されたら同じく検査当局に報告しなければならない。また退職者についても呼吸器機能や胸部X線などの検査を受ける権利があるとしている。

同州政府はこれらについて2017年7月までにガイドラインを策定する予定である。

(シドニー事務所 山下宜範)

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