豪州:Turnbull首相、先住権に係る問題の解決を図ると明言

掲載日:2017年4月20日

4月11日付の地元紙によれば、インドを訪問中のMalcolm Turnbull首相は、前日10日のインドのAdani Group社のGautam Adani会長との会談において、同炭鉱の開発の障害となっている先住権に係る問題について解決を図ると述べた。

2月2日、連邦裁判所は先住民との土地利用に係る合意のためには全ての先住民のリーダーと署名することが必要であるとの判断を下しており、Adani社が進めているCarmichael炭鉱(QLD州)の開発を含む126件のプロジェクトが影響を受けている。これまでは、土地利用合意のためには過半数の署名があれば足りるとされてきた。連邦政府は先住権法(Native Title Act)の改正により全てのリーダーの署名が無くても先住民土地利用契約が実施されることを確保するため、同法の改正法案を議会に提出している。

既に同改正法案は下院では可決されたものの与党が過半数を占めていない上院においては可決されていない。地元紙によれば、この判決を覆すという点においては与党・保守連合と労働党との間で基本的な一致はしているが、与党が恒久的な改正を狙っているのに対し、労働党は今次判決で影響を受けている126件のプロジェクトのみを対象外にするとの立場であり、両者の意見が分かれている。

(シドニー事務所 山下宜範)

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