豪州:South32社、Peabody社のMetropolitan炭鉱の買収を取り止め

掲載日:2017年4月20日

4月18日、South32社は米国のPeabody Energy社が保有しているMetropolitan炭鉱(NSW州)の買収を取り止めたと発表した。

South32社は2016年11月にPeabody社から2億USDで同炭鉱の買収及びPort Kembla石炭ターミナル (PKCT) の16.67%分のシェアを取得することに合意したと発表していた。しかしながら、これらの炭鉱買収等に対し、2017年2月、豪州競争消費者委員会(ACCC)はPort KemblaのBlueScope社の製鉄所(NSW州)及びArrium社のWhyalla製鉄所(SA州)への原料炭の供給の競争性が著しく低下するとして懸念を示していた。これに対して今般South32社は、原料炭はグローバルに取引されるコモディティでありこの競争性に係る懸念を軽減するために大幅に譲歩することはしないと表明し、Metropolitan炭鉱の買収等を取り止めることとした。

他方、Peabody社は同炭鉱及びPort Kembla港のシェアを引き続き維持すると発表した。Peabody社によればMetropolitan炭鉱は2016年は200万tの原料炭を販売しており、2016年12月末段階での確認及び推定埋蔵量は約2,600万t、従業員は約250名である。

(シドニー事務所 山下宜範)

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