コロンビア:Cajamarca 鉱業優先か それとも農産業優先か

掲載日:2017年4月20日

4月7日付けの地元報道によると、国の中心部で消費する農産物はほとんどCajamarcaで生産される。Colosa鉱山では、28百万オンスの金の埋蔵があり、価格は45億USDに上る。しかし、この地域はTolima県の水源地帯であり、鉱業・農産業の二者択一の問題が出ている。

Colosa金山で探査を行なったAnglo Gold Asahnti社は、この地域にはコロンビア最大の金鉱脈があり、30年間採掘可能で3,000~5,000人の直接雇用が生まれるとした。 

Anglo Gold Ashanti社は、3月末、人民投票で鉱業反対の意見が成立したが、今後とも探査を続行し、3 年後には環境ライセンスを取得し、鉱山開発を行なう予定。

さらに、同社のコーポレート担当管理者は、Tolima県は国に対するGNP寄与率は2%だが、鉱山開発にて、GNP寄与率は7%に増え、Tolima県の経済成長のためにも鉱業(金採掘)は重要だと語った。

また同社は、コロンビアでは3カ所で事業を行なっているが、現時点までの投資額は約10億USD、まだ利益はなく、他の国での利益で、コロンビアでの事業を支えてきたとした。

一方、3月の人民投票で97%の反対票を勝ち取った地元住民側のリーダーは、金より水が重要であり、Cajamarcaの住民の意思決定は、法律第134条また1757条に基づき尊重されるべきであり、Cajamarcaは国の中心部の農産物の供給源として、農産業を発展させるべきだと語った。

(リマ事務所 迫田昌敏)

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