ロシア:ケメロヴォ州の石炭化学設備計画

掲載日:2017年5月11日

4月28日の現地報道によれば、ケメロヴォ州トゥレエフ知事の指示により、活性炭等の吸着剤生産の小型設備が稼動を開始した。第一段階の生産量は60t/年、2018年には125t/年、将来的には3,000t/年まで生産量を拡大する計画。

同知事は、工場稼動式の後、石炭化学の将来性に関する会議を開き、同州が、ガス、及び水銀・鉛などの有害物質を吸収し、また水から不純物を取り除く、吸着剤の生産に期待していることを指摘した。原料となる石炭価格が1,200RUB/tであるのに対し、吸着剤の価格は6~50万RUB/tになるとのこと。吸着剤の適用範囲は、民生用から、石油ガス化学、国防産業、航空産業、産業安全にまで広がり、国際市場において需要が伸びているという。

吸着剤生産に関しては、2010年以来、同地方の学者親子が研究を行い、2011年からはケメロヴォ州政府の支援の下で作業を続けてきた。小企業を設立し、販売市場の研究や設備の改良を行い、製品の証明書や設備出荷の特許も取得した。州政府はまた投資家探しにも助力し、ノヴォクズネツクのTopprom社が2億RUBの投資をする意向で、これによりこのパイロットプロジェクトは、産業生産レベルに到達することが可能となる。またNeftekhimservis社は、ヤイスク製油所で吸着剤の大規模なテストを行う。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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