コロンビア:鉱業分野 政府による法的な確実性の保証があれば経済成長を牽引

掲載日:2017年5月25日

5月16日付けの地元報道によると、業界の代表は、鉱業分野は、政府が法的な確実性を保証すれば、今後5年間、少なくとも15億USD/年の投資を得て、コロンビア経済成長の牽引力になると語った。大手鉱業会社は、政府に対して鉱業プロジェクトの国による審議・決定を調整するように求め、業界の最大の問題は、法的な不確実性であると主張した。

コロンビア鉱業協会の会長は、業界が望む投資環境が得られれば、5年間で75億USD、年間では15~17億USDの投資を呼び込めると語った。また、過去、最も多い年では、25~30億USD/年の投資があったが、残念ながら、2015年と2016年は、最悪の年で投資はゼロであったと語った。コロンビアでの最大規模の鉱業分野は、石炭と金である。同会長は、銅には大きな可能性があり、今後、実行可能な新しい生産物になり得るとした。

政府統計局によると、2016年の経済成長は2%、前年度と比べて減速しており、うち鉱業分野は、最も縮小(6.5%減)した。

同会長は、革命軍(FARC)との平和協定にて安全性は改善したが、企業は、法的な安全性と明確な投資ルールを求めているとした。また、鉱業分野の企業は、環境許可の遅さは勿論、鉱業プロジェクトに関する地域社会が求める説明会には、透明性がないと不満を持っている。探査作業、生産活動は、しばしば反対者にて妨害されていると語った。

同会長は、法的な確実性は、業界が直面する主要な問題であり、その問題解決が、投資家へ保証を与え、鉱業生産を前進させることになるとした。

(石炭開発部 辻  誠)

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