ロシア:運輸省は、鉄道輸送料金の積荷価格リンクに否定的

掲載日:2017年7月13日

6月2日の現地報道によれば、ロシア運輸省は、鉄道輸送料金を積荷の価格にリンクさせることは、荷送り人側にとっても鉄道会社側にとってもネガティブな影響を与えるリスクがあると見ている。

同省のルシニコフ次官は報道陣に対し、「この問題が討議に値することは確かであり、何らかの追加的料金、係数、その他の形態で実現されうるかもしれない」としつつ、「非常に明確なことは、関係者全てにとって、超過利潤よりも予見可能性のほうが重要であることだ」と述べた。同次官は、たとえば10年後の石炭価格がどうなるかは誰にも予測不可能であり、予測よりも実際の石炭価格が低ければ、輸送料金が下がってロシア鉄道の採算が取れなくなることも考えられ、逆に石炭価格が高く、輸送料金がそれに伴って高くなると、石炭生産者にとっては、さらなる発展のための投資に使える資金をロシア鉄道に吸い上げられてしまうことになる、と鉄道輸送料金と積荷価格のリンクにおける問題点を指摘した。

この問題については、ドヴォルコヴィッチ副首相の指示により、経済発展省と連邦反独占局のもとでワーキンググループが設立され、現在検討作業が行われている。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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