ロシア:炭鉱事故の3割は人的な要因によるもの

掲載日:2017年8月3日

7月6日の現地報道によれば、2016年4月にメドヴェージェフ首相の下での会議の結果設立された委員会が行った、危険な地質条件等で石炭採掘を実施する炭鉱を抽出するための調査の結果、約3割の20炭鉱が、危険レベルが高い、あるいは非常に高いとの判定を受けたとのこと。

過去数年間で、炭層ガス抜き対策の義務化、安全基準不履行に対する罰則規定など、事故防止対策に向けた決定が立法化されてきた。地下資源法には、坑内におけるメタン含有率低下に関する要求規定が設けられ、技術的安全違反の指摘に際して、炭鉱関係者全員に対する処罰が厳格化された。2010年以降連邦レベルで、産業安全に関して65以上の法令が採択された。

上院経済政策委員会のシャチロフ副委員長は、それでもなお大規模な炭鉱事故の全てにおいて、人的要因が最も大きいとしている。「多くの場合、エンジニア技術員と作業員の間での暗黙の妥協が見られ、このつながりを打破するために、昨年我々はエネルギー省、連邦環境・技術・原子力監督局、その他関連省庁、石炭産業労働組合と共同で、石炭産業における産業安全及び労働環境管理の統一システムに関する規定の雛形を作ることを定めた法改正を策定し、採択した」と述べた。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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