ロシア:温室効果ガス排出量、大幅に削減

掲載日:2017年8月17日

7月27日の天然資源環境省リリースによれば、ロシアにおける温室効果ガス排出量は、この25年間で46%減少した。気候変動に関する国際連合枠組条約で規制される温室効果ガス排出量の75%以上はCO2の人為的排出量で、さらに16%がメタンガス、約6%が一酸化二窒素、約2%がその他。この数値は、気候変動に関する国際連合枠組条約書記局に提出されたモントリオール議定書で規制されない温室効果ガスの人為的排出量管理簿(1995~2015年)に関するロシア連邦報告書に記載されたもの。

天然資源環境省のドンスコイ大臣によれば、1990年と比較して、温室効果ガスの総排出量の低下率は、環境システムによる吸収能力を計算に含めれば45.8%、含めない場合30%となった。2015年末現在の排出量は、それぞれCO2換算で21億3,250万t、26億5,100万t。同大臣は、環境システムによる吸収量を考慮しなくても、すでにパリ協定による温室効果ガス排出削減の自主的目標をロシアは事実上達成したことになり、国内の森林や土の影響を考慮すれば、その削減量は自主的義務を超えていると述べた。

温室効果ガス人為排出量の経済セクター別の割合において、エネルギー産業は82.8%(2014年実績)と、依然として大部分を占めている。廃棄物セクターにおいては、他産業とは異なり、一貫して増加傾向を示し、その排出量は、1990年実績比で2.3%増加した。

(モスクワ事務所 屋敷 真理子)

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