コロンビア:原住民 El Cerrejón炭鉱による河川流域変更に反対

掲載日:2017年9月14日

9月3日付けの報道によると、原住民指導者達が裁判所前に結集し、El Cerrejón’s炭鉱の拡張計画との関係を表明した。同炭鉱は、生産量を40百万トン/年(現状は32百万トン)まで拡大する予定。

生産量の拡大にて、現地の水消費量が307リットル/秒(現状は142 リットル/秒)と増加する。必要な水を確保するため、近郊のBruno川の流れを転換しなければならない。この河川の流域変更計画に対して、水源の枯渇を危惧する原住民の指導者達が問題を提起した。更に、原住民の指導者達は、河川は乾燥した熱帯林に位置しており、熱帯林は30年間に亘る鉱物開発にて消滅したと語った。

8月14日、コロンビアの憲法裁判所は、多国籍企業に対して、Bruno川の流域変更を目指した動きを一時的に停止するように命令した。しかし、原住民の指導者は、同炭鉱は、河川の自然な流れから既に3.6 km移動しているとした。

原住民の指導者達は、複数の地域社会の生存と、La Guajiraの水源維持が脅かされていると語った。

反対者は、El Cerrejón炭鉱の行動に対して、より具体的な行政・市民活動を求めた。また、炭鉱操業にて、地域社会には汚染と慢性の呼吸病が引き起こされると語った。

同炭鉱を管理する会社の子会社Carbones del Cerrejón Limited社は、ウェブサイト上では、炭鉱操業地域では、水と社会発展に関係する問題の処理に努力していると記載している。

(石炭開発部 辻  誠)

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