ベトナム:労働者の質が大きな問題

掲載日:2017年10月5日

9月25日付けの地元報道によると、ベトナムは、2010年から2040年にかけて、多くの労働人口を抱える人口の黄金期にある。しかし、労働力の質は黄金期ではない。

社会経済情報予測センター(NCIF)の幹部は、労働人口のうち43百万人(79.1%)は技術的な資格を有せず、11.3百万人(20.9%)は訓練を受けていると語った。ベトナムの労働力は豊富だが、労働の質は低く、生産性は低く労働コストは安価である。同幹部は、職業訓練を卒業した熟練労働者数は低下傾向にあるが、学士程度または高等教育レベル者の比率は、2013年6.9%から2016年9%へ増加していると指摘した。

これは、不合理な構成であり、工場では、大量の労働者、高い学士比率、技術熟練労働者の不足となっている。労働・傷病兵・社会問題省(MOLISA)は、学士程度の失業労働者の増加があり、労働者の海外派遣を考えなければならないとした。

海外からの投資企業の65%は、職業訓練校の生徒の技能は、企業の要求するレベルには到達していないとした。非国営企業は、ベトナムでは大きな事業力を有し、全体企業数の97%を占め、労働者の62%を雇用している。統計では、2016年46百万人の労働者が非国営経済分野での仕事に従事しており、うち8.4百万人は非国営企業で働いている。

同幹部は、非国営企業の労働者数は、2022年は12.845百万人、2026年は16.02百万人に到達すると見積もっている。

(石炭開発部 辻  誠)

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