ポーランド:国内石炭不足を米国からの輸入にて穴埋め

掲載日:2017年10月5日

9月26日付けの報道によると、ポーランド最大の石炭輸出事業者Weglokoks社は、国内石炭不足により、米国炭の輸入を注文した。

Weglokoks社は、米国から輸入した石炭は海外(多くは、チェコ、スロバキア、ハンガリー、ドイツ、オーストリア)へ転売する計画だとしたが、将来的には、ポーランドの顧客への販売も検討しているとした。

これは、政府のエネルギー省と摩擦を引き起こしそうである。同省は、国内では、国内の炭鉱から石炭を購入し、使用させることを想定している。エネルギー省の大臣は、Weglokoks社の米国石炭輸入のニュースに対して、ポーランドのエネルギー保障は、ポーランドでの石炭生産にて保証されるべきだとした。

国内最大規模の石炭会社PGG社は、2016年倒産から救われたが、大手顧客(殆どは国営企業)の石炭需要に対応するため努力しており、コスト削減で投資が減少している。

Weglokoks社は、PGG社の顧客・株主であるが、2016年石炭輸出量4百万トンに対して、2017年は2.5百万トン輸出を計画している。同社の広報は、輸出量の減少は、国内市場での需要増が要因であり、石炭輸出が制限されたとした。米国からの最初の試験輸入量は75,000トン、高発熱量炭であり、ポーランドには10月中旬に到着する予定。同社は、カザフスタン、コロンビアからの輸入も排除しないと付け加えた。

(石炭開発部 辻  誠)

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