インド:CILの肥料工場 インド炭の問題に直面

掲載日:2017年10月12日

10月3日付けの地元報道によると、石炭公社(CIL)のOdisha州Talcherの肥料工場(770億ルピー)は、同社も協力者も、操業に必要な技術を持たないという、障害に直面している。同工場は、石炭ガス化プロセスを使用するが、国産石炭使用にて問題が発生している。

国際市場で調達可能な石炭の灰分は最大25%だが、国内産の石炭の灰分は40~46%である。高灰分にて、ガス化プロジェクトの生産能力が極端に低下している。ガス化開発に詳しい人物は、インド炭には、灰分を低下するために石油コークスが混炭される。それでも、灰分は33%であり、通常の設備稼働に適合する灰分率よりも高い。更に、試験段階にて、混炭を使用して、生産能力は70%に低下したと語った。

同氏によると、世界的には、石炭ガス化設備の操業では、最大の灰分率は25%となっている。もし、この水準を超えると、生産性は低下し、設備の価値が急速に低下するとした。問題は一つ、石炭ガス化設備では、高灰分の石炭は使用できないとした。

Talcherの肥料工場は、石炭ガス化技術を採用した、国内最初のプロジェクトである。CILの幹部は、肥料工場は、CILの多角化計画の一環として取り組んでいるとした。また、現在、石炭だけの企業から、総合エネルギー会社を目指して、金属鉱業分野への拡張も検討しているとした。

アナリストは、プロジェクトに最も有効なのは、輸入石炭だと指摘した。

(石炭開発部 辻  誠)

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