ベトナム:法律の抜け道 大気環境管理は不可

掲載日:2017年10月12日

9月22日付けの地元報道によると、専門家は、ベトナムの大気環境規制には抜け道があり、速やかに修正されるべきだと語った。

ベトナムには臭気と屋内空気に関する技術的な規制がなく、大気の環境管理は十分には改善されていない。現在の法律では、排出全量と排出時間の明確な規制がなく、科学者は、排出時間の規制がないため、大気汚染は悪化しているとした。多くの工場が一斉に排出すると、排気自浄能力を超えてしまうと語った。

大気中への排出量は、工場の規模または場所に依存しており、それぞれの企業には、様々な排気処理プロセスが求められる。現在の全ての規制の考えには、企業の排気処理に対する検査は含まれていない。現状では、排気処理は、投資家が、プロジェクトを始める前に提出しなければならない、環境への影響可能性評価報告書に述べた考えに依存している。

生産工場は全て、定期的な環境監視を行うべきである。しかし、多くの工場では、煙突には排気監視設備は設置していない。

2014年環境保護法では、地球、水、野生動物への影響防止は規制した。しかし、大気環境への影響防止と被害への補償は規制していない。天然資源環境省(MONRE)の汚染管理局の局長は、排水・固形物排出・危険排出物の管理に関する法的書類は数多くあるが、大気環境管理に関する法律ないと語った。企業からの固形物排出・排水は、証拠を見つけることは容易である。しかし、大気汚染の企業を補足することは非常に困難である。証拠は風にて拡散し、設備が停止すると証拠は見つけられない。

環境保護主義者は、特に大気汚染管理に関する件で、新しい法律制定を求めている。例えば、中国では、2000年に環境汚染防止管理法が制定され、法律に違反して、大気汚染を引き起こした企業には最高50万元の罰金が課せられる。

(石炭開発部 辻  誠)

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