豪州:VIC州の褐炭炭鉱に原状回復のための新たな保証金制度

掲載日:2017年10月12日

10月6日、VIC州政府はLatrobe Valleyの褐炭の炭鉱における原状回復事業のための新たな保証金(bond)制度を設立すると発表した。これはHazelwood炭鉱火災(注)調査委員会の勧告を受けて行われたものである(注:2014年2月、Hazelwood炭鉱において山火事を原因とする火災が発生し、45日間燃え続けて周辺に煙や灰を飛散する等の被害が発生)。
 
同委員会は、現行の保証金制度は各炭鉱における原状回復の費用をカバー出来ておらず不十分であると結論付けた。これによりLatrobe Valleyの3炭鉱が積み立てる保証金の額は、ENGIE社のHazelwood炭鉱が2億8,900万AUD、AGL社のLoy Yang炭鉱が1億5,400万AUD、EnergyAustralia社のYallourn炭鉱が1億4,800万AUDとされた。
 
この保証金は事業者が原状回復義務を履行出来ない場合、VIC州政府が引き出すことが可能である。今後、この制度は3炭鉱の事業者及びLatrobe市議会との協議を経て実施される。

(シドニー事務所 山下宜範)

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