ベトナム:Formosa社の鉄鋼生産 国内市場に影響

掲載日:2017年10月26日

10月14日付けの地元報道によると、国内最悪の有害物質排出による環境事故が発生してから1年が経過したが、Formosa鉄鋼・港湾複合プロジェクトは、ベトナムでは最大規模であり、今から2017年末には、1.5百万トンの鉄鋼を生産し、国内市場に影響を与える。

統計局(GSO)の最新データでは、国内の鉄鋼生産量は年間21.4%増、Formosa Plasticsグループの製鉄所(Ha Tinh省Vung Ang経済区域)は、2017年の粗鋼生産量1.5百万トン、収益16.85兆VNDを目標としている。

ベトナム鉄鋼協会の前会長は、国内では生産力がないため、未だ毎年50億USDの鉄鋼製品を輸入しているとした。Formosa Ha Tinh製鋼所は、現在は輸入に頼っているが、将来的には高品質の鉄鋼製品の生産を予定していると語った。同社は、プロジェクトにて商品が生み出されると、その高い生産能力にて、国内は生産過剰に陥り、鉄鋼市場が混乱するとの指摘を否定した。

2016年の環境事故にて、同社は環境安全対策の改善と生産能力強化に10億USDの投資を約束した。同社は、プロジェクトの第2期に向け、新しい協力者を求めているが、まだ決定していないとした。鉄鋼所は、ASEAN自由貿易区域に属する国で、地方税制の優遇、特恵関税の地域にて建設される。

(石炭開発部 辻  誠)

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