豪州:Adani社のCarmichael炭鉱開発には国民の53.5%が反対:民間調査

掲載日:2017年10月26日

10月13日に発表されたRoy Morgan社が豪州で実施したアンケート調査によれば、インドのAdani社が計画するCarmichael炭鉱開発プロジェクト(QLD州)については、「進めるべきではない」とする回答が53.5%を占めた。他方、「進めるべき」との回答は全体の16%であり、「同プロジェクトを知らない」又は「どちらでもない」との回答が30.5%であった。

支持政党別では、「同プロジェクトを進めるべきではない」と回答したのは自由党支持者では40%(「進めるべき」が26%)、国民党支持者では37%(同29.5%)、労働党支持者では61.5%(同7.5%)、緑の党支持者では81%(同5%)であった。また州別にみると、同プロジェクトが実施されるQLD州では、「同プロジェクトを進めるべきではない」とする回答が50%を占め、「進めるべき」との回答は32.5%であった。

なお、「同プロジェクトを進めるべきではない」と回答した理由としては「グレートバリアリーフ、地下水等の環境への影響」、「放牧や農地への影響」、「炭鉱への投資は浪費」、「実施企業が信頼出来ない」等であった。一方、「進めるべき」と回答した理由は、「地域の雇用の必要性」、「投資増による地域の経済的利益」、「鉱業部門の強化と輸出による収入の増加」、「安価な再生可能エネルギーが得られるまでは安価な石炭への投資が必要」というものであった。

(シドニー事務所 山下宜範)

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