豪州:NSW州の石炭輸送を行うPacific National社の労働者がストライキ実施

掲載日:2017年10月26日

10月23日のメディア報道によれば、NSW州において石炭を運搬する鉄道会社であるPacific National社の労働者たちが、10月21日から23日にかけて計48時間のストライキを実施した。

同社は、NSW州において1週間に500本の鉄道を運行し、石炭、セメント、砂利、家畜等を運搬しているが、今回のストライキにより90本の列車が運休となった。同メディア報道によれば、このうちHunter Valley地区で生産される石炭については、通常は1週間に360万tが運搬されるところ、今回のストライキの影響で72.6万tの石炭が運搬されず、週間の運搬量は290万tに減少した。同社の労働者たちは週末の10月28日及び29日にも再び48時間のストライキに入る予定である。

現在、Pacific National社と労働者との間では、新たな労働協約の締結に向けて交渉が行われているが、30回もの交渉を重ねたものの未だ妥結に至っていない。Pacific National社によれば、現在の労働条件の下では、運転手は週4日の勤務であり、同社は年間11万AUDの給与及び12%分の年金を支払うことになっている。また、約2割の運転手は年間15万AUD以上の給与を得ている。同社は、現在、労働者側に提示している条件は魅力的なものであり、業界の標準にも沿うものになっていると述べている。

Pacific National社はNewcastle港への石炭の運搬について60%以上のシェアを有する最大の鉄道会社である。同業他社にはAurizon社、Southern Shorthaul Railroad社及びGenesee & Wyoming社がある。

(シドニー事務所 山下宜範)

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