ノルウェー:政府予算案 二酸化炭素回収プラント計画 大幅削減

掲載日:2017年11月24日

11月10日付けの地元報道によると、Gassnova社の役員は、政府のGassnova二酸化炭素回収貯蔵(CCS)技術施設向けの基金削減計画にて、欧州で初めての実用化CCS施設建設が混乱していると語った。

政府と事業者は、長い間、二酸化炭素排出量の削減では、二酸化炭素を排出するのではなく、地下に貯蔵する方式に重点を置いてきた。プロジェクトでは、3社の競争にて、基本設計(FEED)段階に基金を投入。3社は、Yara肥料会社、Heidelbergセメント社、Oslo's Klemetsrud廃棄物エネルギー工場。

その後、Gassnova社は、3社のうち全体FEEDに適格な会社を決定した。

しかし、政府の2018年予算案では、Gassnova社のプロジェクト基金は95%削減され、2.5百万USDとなった。そして、プロジェクトを推進する主体を誰にするか、議会の決定に委ねた。

Gassnova社のCEOは、予算95%削減であれば、ノルウェーの実用化プロジェクトには重大なる結果をもたらすと語った。石油エネルギー省の大臣は、どの企業にプロジェクトを担当させるか、省内にて検討するように示唆した。

CCS施設プロジェクトの投資額は15.5億USDであり、二酸化炭素の輸送、貯蔵が必要となる。石油会社Statoil社は、Gassnovaプロジェクト向けに沖合地下貯蔵設備を調査しており、二酸化炭素受け入れ設備として、Kollsnes現場の選定を継続している。ノルウェーでは、既に、二酸化炭素をSleipnerガス田、Snoehvitガス田に注入している。

(石炭開発部 辻  誠)

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