インド:Adani社 豪州の選挙後も政府の炭鉱開発融資に期待

掲載日:2017年12月7日

11月27日付けの報道によると、Adani社は、世論調査で改選が順調と思われる労働党から、豪州での炭鉱開発プロジェクトへの政府融資900百万豪ドルを阻止されるかもしれない。

Queensland州の首相は、元々はAdani社の石炭輸送鉄道建設に対する連邦政府への融資申請を支持していた。しかし、州政府は、3週間前に譲与的条件貸付を拒否するとした。労働党は、世論調査では3/4の得票率でリードしている。

連邦政府への申請融資額は、炭鉱開発全体の165億豪ドルからすると一部でしかないが、環境反対運動にて数年間も遅延しているプロジェクトの決算処理に至る最初の段階である。

同首相は、Adani社を支持し、同社は、10,000名の炭鉱従業員・建設従業員を約束していたが、首相の政党は、選挙準備期間にて北部豪州インフラ施設への基金融資に反対する立場に変わった。基金は中央政府から支出されるが、Queensland州は、州内のプロジェクトでは、申請を拒否することが出来る。

Adani社は、炭鉱建設の第1段階の資金20億豪ドルを外部資金に求めており、中国の機械製造会社(CMEC)と交渉中である。

ドイツ銀行、豪州連邦銀行を含む多くの銀行は、公式に、化石燃料への投資には反対であり、融資しないとしている。炭鉱開発に反対するグループは、仮に融資が阻止されると、潜在的な投資家には、Adani社の大規模炭鉱は、政策的、経済的にリスクが非常に高いとのメッセージになると語った。

(石炭開発部 辻  誠)

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