タイ:Banpu社のモンゴル事業 2~3年は遅延

掲載日:2017年12月14日

12月1日付けの地元報道によると、石炭大手Banpu社がモンゴルで進めている石炭化学プロジェクトは、2~3年遅れる見通し。

同社は、モンゴルで炭鉱開発を行う豪州企業Hunnu Coal社を2011年に子会社化。同国南部Tsant Uulで、石炭から石炭ガスやコールタールを生産する石炭化学プロジェクトを進めている。

原油価格は一時低迷していたが、現在は55~60 USD/バレルまで回復。石炭価格も安定してきたが、同プロジェクトの内部収益率(IRR)は、まだ採算水準には達していない。2017年4月時点では、商業生産開始を2018年としていたが、更に2~3年は遅れそうだという。

石炭化学プロジェクトの遅延に伴い、発電所の建設計画も遅延する見通し。同社は、モンゴルの電力需要の拡大をにらんで数年前から発電能力100 MW規模の発電所建設を検討しているが、現地政府の設定した電力価格が安いことや送電線などインフラが整備されていないことから実現に至っていない。

(石炭開発部 辻  誠)

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