ポーランド:Prairie社 欧州鉄鋼産業へのコークス炭供給を続ける

掲載日:2017年12月21日

12月13日付けの報道によると、豪州Prairie社のCEOは、欧州鉄鋼業界のコークス炭需要増、欧州内のコークス炭供給減は、同社にとって、追い風となり、コークス炭事業を推進して行くと語った。

同CEOは、株主総会にて、欧州の鉄鋼業は、巨大な自動車産業向けに供給しているが、今後数十年間は電気自動車の流れのなか、成長の可能性がある。同社は、欧州の鉄鋼産業向けにコークス炭の供給を行なうと語った。

欧州委員会は、コークス炭を2017年重要原料27品目の一つに取り上げている。ポーランド政府は、将来の需要増に合わせて、新規の近代的な炭鉱開発を熱心に支援している。

ポーランド政府への独立助言者である、ポーランド科学アカデミーは、最近、Prairie社の Jan Karski炭鉱とDebiensko炭鉱を、鉄鋼産業向けの将来的なコークス炭供給源と位置付けた報告書を作成した。

報告書によると、国内・欧州のコークス炭需要は増加すると予想されるが、その供給量は少なく、2016年、欧州で使用されたコークス炭の85%は輸入に頼っている。ポーランド政府は、欧州(特に中央欧州)市場でのポーランド占有率の拡大を目指し、コークス炭産業と国内鉄鋼産業両方の発展に関心を持っている。国のエネルギー安全保障、鉄鋼産業への十分なる原料供給のためには、既存炭鉱での新しい炭層開発、新しい炭鉱建設が必要とされている。

(石炭開発部 辻  誠)

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