豪州:鉱業協会、高効率・低排出の石炭火力と石炭の経済への貢献を今後も主張

掲載日:2018年1月18日

2018年1月9日付けの地元紙によれば、豪州鉱業協会(MCA)は2018年においても高効率・低排出(HELE)の石炭火力技術と石炭の経済への貢献について引き続き主張をしていく予定である。
 
一方、BHP Billitonは2017年12月、今後もMCAが高効率・低排出(HELE)の石炭火力の導入のためのロビー活動を継続するのであれば2018年末までにMCAのメンバーシップについて再検討を行うと通告していた。

しかしながらMCAのGreg Evans石炭担当専務理事はMCAのキャンペーンが浸透していないとの調査報告を受けて、石炭に係る技術開発のために2006年に設立されたCoal21ファンドの資金を引き続きHELE等のキャンペーンに使用していくと述べている。

近年、Coal21ファンドの資金は石炭のPRのためのTVコマーシャルの資金としても用いられており、これには"Amazing Little Black Rock"と題したキャンペーン、日本のHELEの石炭火力を前面に出したキャンペーンなどが含まれる。しかし、これらに対しては「Coal21ファンドの資金はイノベーションのために用いられるべきだ」との批判も出ている。しかしながらEvans専務理事は「同ファンドの3億AUDの資金のうち、キャンペーンに用いられたのは1%分のみであり、圧倒的に大部分はCCS等のプロジェクトに用いられてきた」と反論している。

(シドニー事務所 山下宜範)

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