ベトナム:Long An石炭火力発電所 石炭から天然ガスへの燃料転換問題発生

掲載日:2018年1月25日

1月18日付けの地元報道によると、南部Long An省は、Long An火力発電プロジェクト(投資額50億USD)の技術面での制約を考えている。同州は、発電所に対して、環境問題から、全体燃料を石炭から天然ガスに転換するように求めた。

Long An人民委員会の副委員長は、Long An火力発電所の建設箇所許可と技術面での強化を求めた。委員会では、燃料の石炭から天然ガスへの転換が議題になった。

Long An火力発電所は、国家電力開発基本計画2011-2020年(2030年見据えた)(電力基本計画Ⅶ、2016年3月改定、公布)では、発電所2基、豪州、インドネシアからの輸入炭使用となっている。Mekong Deltaの同火力発電所(発電能力合計2,800 MW)は、2024年までに建設・操業、国家送電網へ約17.7 GWh/年の電力を供給、将来的な南部地域の電力事情を緩和するもの。

工商省(MOIT)の報告によると、発電所はLong An省Can Giuoc地区が予定されており、同省で唯一5万トン級の貨物船が接岸できる地域である。MOITは、計画面、技術面、環境問題解決面での全要望に対応する限り、発電所建設位置の提案は承認する予定。

Ho Chi Minh市は、仮に当該地区が選択されると、事業中枢部への大気汚染の影響があると表明した。

ベトナムエネルギー協会の会長は、豪州とインドネシアは石炭輸出を維持しているが、両国がベトナム向けの石炭供給をいつまで保証するのか、分からないと語った。

(石炭開発部 辻  誠)

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