インド:コークス炭の輸入関税 中止の見込み

掲載日:2018年2月1日

1月24日付けの地元報道によると、政府は2月1日に、国会に2018/2019会計年度国家予算案を提出するが、コークス炭への輸入関税は中止される様だ。鉄鋼省は、財務省の担当部署に対して、コークス炭の輸入関税2.5%は削減すべきであり、関税ゼロを勧告していた。

鉄鋼省の見込みでは、コークス炭の輸入量は2017/2018会計年度は50百万トン(前年度は41.6百万トン)と、国際価格が高騰したにも拘らず拡大する。国際的なコークス炭の価格は、3月までは200 USD/トン以上を維持すると見込まれ、鉄鋼会社は、国内製鉄所の生産増加と国内コークス炭の供給不足から、コークス炭の輸入増を強いられる。

国内コークス炭供給の逼迫の要因の一つには、石炭公社(CIL)の子会社であるBharat Coking Coal Limited (BCCL)社(国内のコークス炭採掘会社)の2017年4~11月生産量の前年度同期比17%減がある。しかし、同期間のコークス炭の正確な生産量は入手できない。

一方、長期的には、国内鉄鋼会社に対する輸入コークス炭の価格緩和のために、政府は石炭省(MOC)にあるコークス炭の採掘権限を、鉄鋼省に移管する提案を議論している。

(石炭開発部 辻  誠)

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