ベトナム:エネルギー確保と水資源安全保障への挑戦

掲載日:2018年2月1日

1月17日付けの地元報道によると、ベトナムには、火力発電所を含めた発電所の建設にて発電能力を向上させる必要があるが、火力発電所は水資源に影響を与える。エネルギー確保と水資源の安全保障は、ベトナムにとっては挑戦であると報じられた。

石炭開発では、炭鉱生産のために、大量の地下水がくみ上げられる。くみ上げられる多くの水は、火災・爆発の危険性の緩和に必要である。水理的には、地下水位が低下し、井戸水が枯渇し、河川に影響を及ぼす。ベトナム地質鉱物総局によると、石炭生産1トンにて、土壌8~10 m3の移動、排水1~3 m3が必要である。2006年、VINACOMINは廃石・土壌排出182.6百万m3、排水70百万m3にて、Quang Ninh省の各地にて深刻な汚染を引き起こした。

石炭火力発電所は、冷却水として大量の水を必要とする。発電能力500 MWの石炭火力発電所では、3.5分毎に50 mプール一杯分の冷却水を消費する。一般的な石炭火力発電所(発電能力1,200 MW)では、冷却水として4.7百万m3/日を消費する。2015年、石炭火力発電所は、国全体の発電量の34.5%(565億kWh)を占め、2030年には53%(3,040億kWh)と見込まれている。
 

( 石炭開発部 辻  誠)

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