豪州:Oaky North炭鉱の労働者、労働協約案を否決。Glencoreは現行の協約は廃止へ

掲載日:2018年2月8日

1月31日、Glencoreが公正労働委員会(Fair Work Commission:FWC)に対してOaky North炭鉱(QLD州)における現行の労働協約の廃止を申請したと地元紙が報じている。

同炭鉱では新たな労働協約を巡る交渉がまとまらず、労働者側のストライキの実施に対抗してGlencoreが労働者175名に対するロックアウトを実施しており、これまで約200日間継続している。

同年1月10日には、FWCの副会長の立ち合いの下、建設・林業・鉱山及びエネルギー労働組合(CFMEU)の幹部とGlencoreの間で、新たな労働協約案が原則合意に達し、同12日にはFWCがOaky North炭鉱の労働者に対してこの労働協約案を受け入れるよう勧告していた。しかしながら、同24日に行われた同炭鉱の労働者による投票においては同協約案は164対11で否決された。労働者側が労働協約案を拒否するのは3度目である。

なお、Glencoreではロックアウトの対象外の職員やコントラクターを使用してOaky North炭鉱の生産を継続している。地元紙によれば、生産量が目標よりも超過したことから生産ボーナスの支払いが生じているが、これはロックアウトの対象となっている労働者も支払いを受ける権利を有している。また、CFMEUはこれらの労働者に対して賃金の補てんを行っている。

Glencoreによれば、同社のNSW州及びQLD州の炭鉱の中で、労働協約が合意に達していないのはOaky North炭鉱のみである。

(シドニー事務所 山下宜範)

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