ベトナム:物流の促進には詳細計画が必要

掲載日:2018年2月15日

2月5日付けの地元報道によると、HCM City投資貿易センター(ITPC)の副センター長は、ホーチミン市には、港湾・倉庫で進んだシステムが確立されており、地理的な条件から南部地域の貨物輸送の主導的な役割をはたしていると語った。

2017年、公式な統計では、同市の物流分野は91.541兆VNDで、地域総生産(GRDP)の8.6%、サービス分野の14.8%を占める。物流は、同市の9大サービスのうち、2番目に重要な産業であり、成長率は2016年と比較して10.84%であった。しかし、同市及び近隣省での物流発展は、インフラの過負荷、多くは道路・港湾の過負荷に直面している。

Sai Gon Newport Corporationの取締役(市場副担当)は、多くの物流設備は、Cat Lai、Thu Duc、Song Than、Linh Trung等のDong Nai Bridgeの近隣にあると語った。特に、ホーチミン市には310 haの面積に11個所のコンテナ港がある。全ての物流施設の集中にて、交通システムに影響を与え、コスト高につながっている。例えば、商品の引き渡しが遅いため、輸入品の平均滞留時間が増加している。更に、ホーチミン市の多くの橋脚は、水位レベルとの落差が小さて水路輸送が難しく、輸送コスト増となっている。

ベトナム物流サービス企業協会(VLA)の副会長は、物流の高コストの要因には、道路輸送のコスト、港湾での割増金、港湾インフラ設備の制限があると語った。また、物流コストの削減では、輸送コストが物流コストの50%を占め、まずは輸送コストの削減が必要と語った。

Sai Gon Newport Corporationの取締役は、地元政府は、貨物量、貨物の流れ、道路建設、鉄道建設に関する詳細な調査を早期に計画すべきだとした。

VLAの2016年報告では、物流産業は国内総生産(GDP)の20~25%を占めており、近い将来には、年成長率は12%と想定されている。

(石炭開発部 辻  誠)

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