タイ:発電公社(EGAT) 応急措置として南部向け送電能力を倍増する方針

掲載日:2018年3月1日

2月22日付けの地元報道によると、タイ発電公社(EGAT: Electricity Generating Authority of Thailand)は、南部での石炭火力発電所の計画が頓挫しているため、応急措置として、南部向け送電能力を2倍に引き上げる方針である。
 
Songkhla県Thepha郡とGerbee県の石炭火力発電所の建設計画が延期され、撤回される可能性もあることから、中部から南部への高圧送電網の容量を拡大する必要性が出てきた。2017年、EGATは高圧送電網整備に着手したが、用地収用が難航しており、整備事業自体が遅れることも予想される。また、送電能力を引き上げても、需要の高まりに対応できるのは5年後とのこと。
 
2017年5月、南部の発電能力は3,891 MW、一方、電力需要は2,713 MWだが、電力需要は毎年平均4.7%で増加している。2013年には、南部で電力が不足し、電力をマレーシアから輸入したが、電力単価は8 バーツ/kWhとタイの電力単価の2倍であった。


注) 1 タイ・バーツ = 3.39 円 (2018年2月22日現在)

(石炭開発部 辻  誠)

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