モンゴル:Oyu Tolgoi鉱山 不可抗力(force majeure)宣言を解除

掲載日:2018年3月8日

2月28日付けの報道によると、Oyu Tolgoi鉱山(銅・金)(南ゴビ砂漠の南方に位置)は、3月1日に不可抗力(force majeure)を解く。鉱山の最大株主Turquoise Hill Resources Ltd社は、販売の回復には、今後6~9カ月間以上は必要だと予想している。

不可抗力は、中国側の石炭運送業者が中蒙国境線付近で抗議の道路封鎖を行い、Oyu Tolgoi鉱山の輸送団も輸送が不能となり、1月17日に宣言された。force majeureは、会社側が管轄外の外部要因にて商品を輸送できない場合に発動する適法な状態である。

Turquoise Hill Resources Ltd社は、Rio Tinto社がその権益の多数を保有するが、国境は1月18日に閉鎖され、1月19日には再開されたが、通常の国境通行に戻るには渋滞が妨害しているとしていた。同社はforce majeureを解くには、Oyu Tolgoi鉱山の輸送団の運行と安定的な精鉱供給が必要だとしていた。

首都ウランバトルの関係者は、中国側のトラックは、石炭輸送の許可を得るためには、モンゴルへの税金・社会保険の支払いルールがあり、ルールの強制が強まったことに対する抗議だと語った。また、モンゴル政府は、モンゴルの炭鉱から石炭輸送を行なう中国側のトラックも停止したと語った。

(石炭開発部 辻  誠)

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