タイ:Banpu社 ラオスでの石炭火力発電所開発にて損害賠償15億バーツ命令を受ける

掲載日:2018年3月15日

3月7日付けの地元報道によると、石炭開発会社Banpu社と子会社Banpu Power社は、ラオス北西部Xaignabouri県のHongsa石炭火力発電所の事業権を巡る訴訟で、タイ最高裁判所から損害賠償(15億バーツ)を命じられたと発表した。訴訟は、タイ企業Thai-Lao Lignite社のオーナーが、同発電所開発のパートナーとなったBanpu社が、入手した内部情報を利用してラオス政府に働き掛け、契約が破棄されて損害を受けたと主張したもの。

Thai-Lao Lignite社は、1994年、ラオス政府と同発電所の事業契約を締結、2005年にはBanpu社をパートナーに迎え入れた。その後、ラオス政府は、2006年9月Thai-Lao Lignite社との契約を破棄し、2006年11月Banpu社と契約した。

タイ最高裁判所は、Banpu社側に15億バーツと2007年7月からの利子を含めた賠償を命じた。利子は金利7.5%、賠償総額は約25億バーツになる。

Hongsa石炭火力発電所(発電能力1,877 MW)は、2015年に一部で運転を開始し、2017年には全面稼働している。同発電所の出資割合はBanpu社(40%)、タイ電力会社Ratchaburi Electricity Generating Holding Public Company Limited(RATCH)社(40%)、ラオス政府(20%)。

注) 1 タイ・バーツ = 3.38 円 (2018年3月8日 現在)

(石炭開発部 辻  誠)

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