英国:気候変動対応にて新規炭鉱開発計画を阻止

掲載日:2018年3月30日

3月23日付けの地元報道によると、地方政府の首長は、政府は北東イングランドでの新規露天掘り炭鉱計画を、温室効果ガス排出削減・気候変動抑制に向けた努力を妨げるものとして拒否したと語った。

炭鉱計画の推進者は地元に多くの仕事をもたらすとし、一方、環境保護活動家は、炭鉱開発は英国の温室効果ガス削減公約に反するものだと語っていた。英国は、気候変動目標に合わせて、2025年までに発電所での石炭利用からの脱却を計画している。

2017年、Northumberland郡審議会は、炭鉱開発事業者The Banks Groupの露天掘りまたは坑内掘り炭鉱(Highthorn、Druridge湾近郊)での石炭生産3百万トンに同意していた。しかし、地方政府の首長は、公式な照会申請を拒否した。

The Banks Group社の管理担当取締役は、英国は多くの面で未だ石炭に依存しているとした。今回の決定は、純粋に政策的な理由に基づいたものだとした。北東イングランドの投資確保、高度な地元職場の創出、地元供給者が相当なる契約を獲得する機会は、何ら明確になっていないと語った。

同社は、プロジェクトにて100名の雇用、地元での関係契約とその他利益にて50 百万ポンドが生み出されるとした。同取締役は、同社は最も適切な次の段階が決定されるまでは、今回の決定を注意深く見守るとした。

環境保護活動家は、炭鉱開発計画を批判し、炭鉱開発は自然景観を破壊するものであり、更なる石炭採掘は、温室効果ガス排出削減という国際公約に反するものだとした。


注) 1 ポンド = 147.97 円 (2018年3月24日現在)

(石炭開発部 辻  誠)

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