豪州:Glencore、Rio TintoからHail Creek炭鉱等の権益取得

掲載日:2018年3月30日

3月20日、Glencoreは、Rio Tintoが保有するHail Creek炭鉱(QLD州)の82%分の権益及びValeriaの石炭鉱区(同)の71.2%分の権益を取得することでRio Tintoと合意したことを発表した。これらの資産の取得のための金額は17億USDである。

なお、Hail Creek炭鉱の権益の残りの18%分は、新日鐵住金オーストラリア社(8%)、丸紅コール社(6.67%)及び住商コール開発(3.33%)が保有している。これらの企業は、各企業が保有する権益を共同売却権(tag-along right)によってGlencoreに売却する権利を有しており、これらの権益取得のための金額は3億4,000万USDになる見込みである。

Glencoreによれば、Hail Creek炭鉱は、大規模、長寿命及び低コストの炭鉱で、2017年の生産量は約940万tであり、うち強粘結炭(原料炭)の生産が525万t、一般炭は413万tであった。なお、Glencoreは豪州最大の石炭生産企業の一つであるが、2017年の原料炭の生産量は610万tの生産にとどまっている。2017年12月末現在のHail Creek炭鉱におけるJORC規定に基づく資源量は7億9,400万tであり、確認及び推定埋蔵量は1億4,200万tである。また、Valeriaは一般炭の鉱区でありJORC規定に基づく資源量は7億6,200万tである。

これらの権益の取得のためには、外国投資審査委員会(FIRB)等の関係当局を認可を経る必要があり、Glencoreでは、権益の取得が完了するのは2018年の下半期になることを見込んでいる。

(シドニー事務所 山下宜範)

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