インド:発電事業者協会(APP) バングラデシュへの電力販売に反対

掲載日:2018年4月12日

3月31日付けの地元報道によると、民間電力会社は、国営火力発電公社(NTPC)によるバングラデシュへの電力販売に反対している。長期契約で供給される国内石炭は、外国への電力供給には使用できないと主張している。

発電事業者協会(APP)は、電力省の次官宛の書簡にて民間電力会社を代表して、バングラデシュ電力開発委員会(BPDB)による入札では、インドから電力を供給するのであれば、政府から国内石炭使用の承諾を得る必要があるとした。

BPDBは、インドから300 MWの電力供給の入札をかけた。入札はNTPCが落札し、Adani Power社、Semcorp社、PTC社の3社は落札出来なかった。NTPCは、電力取引子会社NTPC Vidyut Vyapar Nigam(NVVN)を通じて電力を供給する。

書簡では、電力省に対して、国内連係で供給される石炭、または電力分野に与えられた自家消費炭鉱からの石炭は、BPDBの長期入札には利用できないと主張している。また、海外との電力供給では、電子競売の石炭または輸入石炭だけができるとした。落札出来なかった3社は、海外との電力供給では、国内連係、自家消費炭鉱の石炭は使用しないとした。この背景には、民間発電事業者には、石炭供給量がNTPCよりも大幅に少ないとの不満がある。

また、新しいSHAKTI制度での石炭供給が遅いとも報告している。SHAKTI制度は、最適電力コストに対して石炭を供給する新しい手法を目指している。

(石炭開発部 辻  誠)

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