コロンビア:憲法裁判所 Cerro Matoso社の環境汚染に対して有罪判決

掲載日:2018年4月19日

4月11日付けの地元報道によると、憲法裁判所は、Córdoba県Monte Líbano地区でニッケル鉱を採掘しているCerro Matoso社に対し、環境汚染及び周辺住民の健康を害したとして有罪の判決を下した。

地元住民側の弁護士は、Cerro Matoso社は開発区域を限定せず、環境ライセンスを操作して操業していたと指摘した。憲法裁判所は、Cerro Matoso社によって引き起こされた損害は非常に深刻であり、国家評議会が出している数字や過去の判例を適用のうえ最終的な被害額を出す予定。

同弁護士は、Cerro Matoso社が所有していたのは単なるDEM(Documento de Evaluación y Manejo)という評価や操業に関する書類であり、この種の書類は、既に20年前に国家評議会から無効との判決が出ており、同社は環境ライセンスを持っていないと主張した。また、同社は、現在の憲法や法律に準拠して操業する義務があり、国内の人権法だけでなく国際的な人権法も遵守する義務があるとした。

一方、Cerro Matoso社は、鉱山操業がコミュニティの人々の健康を害するという技術的および科学的な根拠はなく、憲法裁判所の判決は納得できないとの立場。また、憲法裁判所の判決に付いて、同裁判所の過去の損害賠償請求のプロセスの判例と一致しないとして、今回の判決の無効申立てを行なった。

(石炭開発部 辻  誠)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ