コロンビア:環境省 寒冷高地の新規境界線区切り Boyacá県の鉱業に影響

掲載日:2018年5月24日

5月15日付けの地元報道によると、環境省は新規の寒冷高地の境界線区切りを決定したが、Pisba寒冷高地区域に跨るChita、Gámeza、Jericó、Mongua、Socha、Socotá、Tasco等の市町村では、この決定に対し警鐘を鳴らしている。

新規の寒冷高地の境界線区切り決定にて、同地域の経済活動による所得の80%が失われる。また、幾つかの石炭生産地帯も寒冷高地内に入ったため、Boyacá県の石炭の年間生産量は70~120万トン分が減少することになる。同地域のある石炭採掘業者は、現在の生産量は年間100~150万トンだが、かなりの量の減産になると語った。

国家鉱業庁(ANM)の統計では、過去3年間で寒冷地帯に跨っている7市町村地域の鉱業炭生産量は2,883,301トン、ロイヤリテイは16,231百万ペソとのこと。

石炭生産連盟(Fenalcarbón)の委託調査によると、Pisba寒冷高地区域の新規境界線区切りにより、各市町村の市街区域まで寒冷高地に属することになり、具体的にはSocha、Socotá、TáscoとGámezaなどの市町村の60~70%が寒冷高地に属することになる。石炭生産連盟の計算では、新規境界線区切りによる7市町村での石炭生産減少にて、Boyacá県では1,500~2,000 億ペソの収入減となる見込み。

(注) 1 コロンビア・ペソ = 0.04 日本円(2018年5月22日現在)

(石炭開発部 辻  誠)

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