ベトナム:英国のエネルギー企業 ベトナム市場に注目

掲載日:2018年5月31日

5月18日付けの地元報道によると、EIC Connect-Energy Vietnam 2018にて、英国の石油・ガス、再生可能エネルギー分野の企業代表者は、長期的で戦略的なベトナム企業との協力を発表した。同会議は英国企業のベトナムでの最大規模の事業会合となり、英国・東南アジア諸国連合(ASEAN)地域からエネルギー会社50社が参加した。

Energy Industries Council (EIC)のCEOは、EICの2017年調査にて、ベトナムは今後5年間でエネルギー分野にて広範な投資を計画している10か国の一つだとした。よって、英国のエネルギー企業、当該分野向けの機械・機器供給企業は、ベトナム市場に注目している。

会議にて工商省(MOIT)の副大臣は、ベトナムの主要なエネルギー源は原油、石炭、ガス、水力であり、非業務エネルギーは国内にて生産されてきたとした。しかし、国内エネルギー需要量が増加しても国内発電エネルギー量は増加しないため、ベトナムは2015年よりエネルギーの純輸入国になったと語った。

2015年、国家のエネルギー消費量は石油換算(TOE)で70.6百万トン、うち業務用は75.5%、非業務用は24.5%。非業務用バイオマスエネルギーの全体エネルギー量に占める割合は、2000年44.2%から2015年16.9%と低下した。

2035年には必要なエネルギー量は2015年の2.5倍(54百万TOEから134.5百万TOE)に増加すると見込まれる。電力分野では、ベトナムでは工業化、近代化に対応するために、毎年追加で5~7 GWの電力が必要となり、その投資額は79億USDに上る。

ベトナムではエネルギー開発の必要性が切迫しており、英国を含む国際的なエネルギー投資家には投資機会を創出している。MOITの代表者は、英国の技術・機器は高品質だが高価なため、ベトナムはまだその技術・機器を使用していないと語った。

(石炭開発部 辻  誠)

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