豪州:地下石炭ガス化で環境被害を引き起こしたLinc Energy社、有罪判決で罰金を科される

掲載日:2018年5月31日

5月11日付け地元メディアによれば、Linc Energy社は地下石炭ガス化の実施によりQLD州に深刻な環境汚染を引き起こしたとして、QLD州ブリスベンの地方裁判所において有罪の判決が言い渡され、450万AUDの罰金が科された。同社は2007年~2013年までQLD州のChinchilla地区近郊のHopelandにおいて実施した地下石炭ガス化によって、深刻な環境汚染を引き起こしたとされており、石炭層を燃焼させる際に適切な管理をせずに岩石を破砕し有毒なガスが逃げ出して大気、土壌及び水を汚染したとされる。

検察当局は、「同社は環境被害を与えていることを知りながら操業を続けていた」と指摘している。なお、経営破綻したLinc Energy社は、債権者から2億8,000万AUD以上の返済を求められていたものの、2016年に会社清算を実施しており、裁判の際には被告としての弁護も行わなかった。地元紙は既に会社清算済みの同社から罰金を徴収することは出来ないであろうと報じている。

(シドニー事務所 山下宜範)

おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありません。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負いかねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。

レポート一覧

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償配布されているAdobe Readerプラグインが必要です。

ページの先頭へ