ベトナム:鉱石・鉱物資源は保存し最も効果的に利用すべき

掲載日:2018年6月7日

5月25日付けの地元報道によると、税関総局(GDC)の報告では、ベトナムから中国へ輸出される鉱石・鉱物は、その他市場への輸出と比べて非常に安価である。2018年1~4月、ベトナムは鉱石・鉱物を1.5百万トン輸出し、輸出額は65.5百万USD、平均輸出価格は988,000 VND/トンであった。

輸出全体の80%、1.2百万トンは中国向けで、平均輸出価格は560,000 VND/トン、輸出額は29百万USD。一方、韓国向けの鉱石輸出価格は中国向けの10倍も高い5,800,000 VND/トンであった。

科学技術環境管理協会の前会長は、これは数年間にわたって起こっていると語った。またベトナムはなぜ鉱石・鉱物を中国向けに安価に販売するのか、ベトナムは何か見返りを得ているのかと疑問を呈した。

同前会長は、ベトナムがレアアースやその他貴重な鉱石を、安価に販売することは危険であり、国家の管理機関は説明しなければならないと語った。国間の経済関係は公平であるべきで、ベトナムは天然資源を如何なる国へも安価で販売してはならないとした。更に、鉱物は再生可能な天然資源ではなく、保存し、最も効果的に利用すべきであり、ベトナムは中国へ石炭を輸出していたが、現在は、高い価格で中国から石炭を輸入しなければならない。この石炭の輸出入の経緯から、まだ教訓を学んでいないとした。

(石炭開発部 辻  誠)

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