豪州:South32社、中国BaoWu社からEagle Downs原料炭プロジェクトの権益取得

掲載日:2018年6月7日

5月29日、South32社は、China BaoWu Steel Group(BaoWu:中国宝武鋼鉄集団)社の子会社との間で、Eagle Downs原料炭プロジェクト(QLD州)の50%分の権益を取得するという条件付き合意に達したことを発表した。South32社は、同プロジェクトのオペレーターも引き受ける。なお、残りの50%分の権益は、BaoWu社の子会社であるAquila Resources社が保有を継続する。

現在、同プロジェクトの50%分の権益を保有しているのはブラジルのValeであり、今回の合意はBaoWu社がValeからの権益取得を完了させることが条件の一つになっている。South32社が権益取得のためにBaoWu社に支払う金額は、約1億600万USDであり、権益取得から3年後に2,700万USDを支払い、さらに石炭価格に連動した上限8,000万USDのロイヤルティの支払いも行うことになる。

Eagle Downsは、原料炭開発プロジェクトであり、Moranbahの町から南東25kmに位置し、BHP Billiton Mitsubishi Alliance(BMA)社のPeak Downs炭鉱と隣接している。しかし、同プロジェクトは、2015年に石炭価格の低迷等を受けて工事が停止された状態になっている。

Aquila社の以前の報告によれば、JORC規定に基づく石炭資源量は11億2,200万tであり、このうち67%分の7億5,000万tが精測(Measured)資源量、12%分の1億3,900万tが概測(Indicated)資源量、21%分の2億3,300万tが予測(Inferred)資源量に分類される。

操業は、坑内掘りのロングウォール式採炭による生産が予定されており、石炭生産量は最初の10年間で平均450万t/年が見込まれている。South32社では、権益及びオペレーターシップの取得完了後に最終的なFSを実施予定である。

(シドニー事務所 山下宜範)

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