コロンビア:Glencore社 コロンビア政府に2兆ペソ以上の賠償を求め投資紛争解決国際センター(ICSID)に提訴

掲載日:2018年6月21日

6月11日付けの地元報道によると、Glencore社とコロンビア政府は、世界銀行の投資紛争解決国際センター(ICSID)で最終弁論を行ったが、Glencore社は、コロンビア政府に投資保護規約に対する違反を主張している。

Glencore社のコロンビア・プロジェクトでは、契約書のロイヤルティ支払いに関する項目の内容変更まで順調に進んでいたが、国家会計監査庁が、ロイヤルティ変更は国庫に2,100万USDの損失を与えるとして拒否した。これを受けた鉱山庁(ANM)は、契約変更を無効にしたが、Glencore社は不服として、ICSIDへ持ち込み、投資保護契約に対する違反だとしてコロンビア政府を訴えた。

Glencore社は、2010年、当時の石炭価格を考慮して、同社が他の企業と比べてロイヤルティを払い過ぎであるとして、Ingeomina(ANMの前身)にロイヤルティ変更を要請、当時のHernán Martínez鉱山エネルギー大臣は契約変更にてロイヤルティを引き下げた経緯がある。

コロンビアではGlencore社との本案件だけでなく、その他Gas Natural Fenosa社(スペイン)、Santurban地域の寒冷高地など係争案件が計9件あり、企業側からの要求額は約55億USDとなっている。

(石炭開発部 辻  誠)

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