ベトナム:発電所プロジェクトの運用開始遅れにて電力不足の恐れ

掲載日:2018年6月28日

6月13日付けの地元報道によると、ベトナムは電力プロジェクトの運用開始が余りにも遅いために、電力不足の危機に直面している。2011-2020年国家電力開発計画(2030年展望)では、国家電力網の全体能力は、2020年60 GW、2025年96 GW、2030年130 GW。しかし、発電能力の成長率は計画より遅れ、全体発電能力は45 GWでしかない。

北部地域の供給量950億kWh、消費量750億kWh、中部地域の供給量320億kWh、消費量170億kWh、南部地域の供給量700億kWh、消費量850億kWh以上(国内全体電力需要の約50%)、北部と南部を連結する500 kV送電線は大量の電力を送電しなければならない。北部・中部から南部への電力送電は、2017年216億kWh以上、南部の電力需要の23%を占め、2016年より46%増加した。

ベトナム電力公社(EVN)の代表者は、送電線での送電サージが増えると、安全ではないと語った。

電力開発計画では、2018-2022年新規発電能力は34.964 GW、うち石炭火力発電所は26 GWとなっている。しかし、石炭火力発電所の稼働は7か所、発電能力は全体で7.86 GWでしかない。

(石炭開発部 辻  誠)

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