豪州:NSW州予算、堅調な石炭輸出でロイヤルティ収入の増加を見込む

掲載日:2018年6月28日

6月19日にNSW州政府が発表した2018/19年度予算案では、同年度の歳入総額は811億AUDが見込まれており、うち鉱業からのロイヤルティ収入は19億AUD(歳入総額の約2%)が見込まれている。

なお、2017/18年度におけるロイヤルティ収入は約18億AUDに達する見込みであるが、これは1年前の同年度予算案策定時の見込みから約1億1,080万AUD増加し、同年度の年央時点での見込みからは4,650万AUD増加している。
 
2021/22年度までの4年間において、ロイヤルティ収入は計74億AUDが見込まれているが、これは2017/18年度の年央時点の予測から8億1,340万AUDの増額となっている。同州政府によれば、これは石炭価格の長期的見通し、石炭輸出の安定的な成長及び僅かな豪ドル安の予測を踏まえたものであり、石炭の輸出はインド、日本、韓国及び中国における堅調な需要によって支えられるとしている。

ただし、現在の一般炭の価格は約94USD/tであるものの、市場の予測によれば今後4年間は価格が和らいでくるとしている。またロイヤルティ収入は、世界の石炭生産の変化、中国における輸出入の制限及び為替の変動の影響を受けやすいとも指摘している。

(シドニー事務所 山下宜範)

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