豪州:QLD州資源協会、Aurizon社を批判する一面広告掲載

掲載日:2018年7月5日

6月27日、QLD州資源協会(QRC)は、Aurizon社による石炭輸送の削減の実施を批判する新聞の一面広告を掲載した。広告が掲載されたのはThe Courier-Mail紙、The Australian Financial Review紙及びThe Australian紙の各主要紙である。
 
QRCは、QLD州の石炭業界の立場は統一されているとして、下記の文章を広告に掲載し、末尾にQRC会員の石炭企業のロゴも入れている。
 
広告に書かれた文章は以下のとおり。「QLD州の石炭輸出をもてあそぶのはやめてください」、「あなた方はQLD州の最大の輸出産業の評判を傷つけました」、「あなた方は輸出を失わせ、ロイヤルティを失わせてQLD州民をだましています」、「あなた方は顧客を軽視しています」、「そしてあなた方の株主の投資を危険にさらしています」、「Aurizon社は独占のインフラ供給企業です」、「QLD州の石炭生産者を脅かすのはやめて通常のプロセスに戻ってください」。末尾にはQRC会員の石炭企業であるAnglo American社、Peabody社、Glencore社、Yancoal社、Curragh社、Idemitsu(出光)社、Jellinbah Resources社、Qcoal Group社及びBHP Billiton Mitsubishi Alliance社の各社のロゴも掲載されている。
 
これに対して、同日付け地元紙は、本件の広告に対するAurizon社のスポークスマンのコメントを掲載している。同スポークスマンによれば、「QRCは、Aurizon社が示した鉄道のメンテナンスに係る新たな提案を拒絶した」、「QRCは、会員企業のお金を使って広告を打つのではなく、本件問題の解決のために業界を代表して努力と時間を注ぎ込むべき」であるとし、「QRCが本件問題の議論をしないのであれば、Aurizon社としてはQCA(QLD州競争当局)が示したUT5 Draft Decision(Aurizon社の収入の規制等)に同調せざるを得ない」と述べている。

(シドニー事務所 山下宜範)

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