トルコ:2014年5月の炭鉱火災事故 元鉱業管理者等への判決

掲載日:2018年7月26日

7月11日付けの地元報道によると、Soma炭鉱の元鉱業管理者5名が炭鉱災害(2014年5月、Istanbul南方480 kmの町にて301名死亡)の責任を問われ投獄された。

元鉱業管理者に対する刑は15~22年間の投獄となる。その他9名の従業員に対する刑はそれより短期間の投獄となった。一方、推定故意から過失致死にて告発された51名のうち37名は無罪となった。

Soma炭鉱での爆発・火災事故は、トルコで最悪の炭鉱事故だけでなく、21世紀では世界最悪の炭鉱事故となった。坑内火災にて一酸化炭素ガスが拡散、炭鉱労働者はガスを吸い込み、160名以上の炭鉱労働者は坑内から救出されたが死亡した。

事故は、政府と産業界幹部との関係に批判が広まるだけでなく、炭鉱労働者への安全基準が不備だとして大規模な抗議活動を引き起こした。検査報告書では、当該炭鉱では事故前から有害ガスが滲出していたとのこと。トルコでは炭鉱事故は数多く発生しており、1941年以降では3,000名が死亡している。

(石炭開発部 辻  誠)

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