インドネシア:Bali島の石炭火力発電所の拡張計画 国際環境保護団体は生態系への影響を指摘

掲載日:2018年8月2日

7月25日付けの地元報道によると、環境保護団体は、Bali島にある石炭火力発電所の拡張計画に対し、大気汚染物質の発生などで生態系に影響を及ぼす恐れがあるとした。

同石炭火力発電所は、中国華電工程とシンガポール系企業、地元企業General Energy International社にて共同開発、発電能力を426 MWから660 MWに拡張する計画が進められている。

国際環境保護団体はこの計画に対し、大気汚染を引き起こす微小粒子状物質PM2.5が発生する危険があると警告。非営利団体も石炭燃焼で生じる水銀が悪影響をもたらし、鳥類などの固有種が生息する西部Bali国立公園にも影響が及ぶ恐れがあると語った。

一方、地元企業General Energy International社の管理者は、石炭火力発電所は政府の規制に従って運営しており、2015年の稼働以来、環境への影響は出ていないと強調した。

国際環境保護団体は1月、Bali州政府を相手に同石炭火力発電所の拡張計画の差し止めを求めて提訴、裁判は継続中。

(石炭開発部 辻  誠)

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