豪州:New Hope社、New Acland炭鉱の拡張認可の遅延で、現在の操業の延長を検討中

掲載日:2018年8月2日

7月27日付けの地元紙によれば、New Hope Group社は、同社のNew Acland炭鉱の拡張計画が、法廷での係争や政府との交渉の長期化により認可を得られていない状況を受けて、現在の操業を延長することを検討している。
 
同炭鉱のうち、現在操業が行われている箇所は、石炭の枯渇により2020年に操業を終了する予定であり、ステージ3の拡張事業によって、2031年まで操業を延長する計画である。しかしながら、州政府に認可申請を行った後11年を経ても、まだ政府の認可が下りていない。同社は、まだこの計画をあきらめていないが、現在の操業が終了した後に、次の操業までにギャップが生じる可能性があることから、これを埋めるために288名の労働者と500名のコントラクターのセーフガード措置として、現在の稼働を延長させるオプションを探っている。
 
同炭鉱を巡っては、2018年5月にQLD州最高裁判所が、同州土地裁判所が出していた「政府は拡張を認可すべきではない」とした勧告を覆し、問題となっていた地下水への影響の件も再度審理が行われることになり、New Hope社は命拾いをした形になっていた。しかしながら、この最高裁の勧告を不服とする環境保護団体が再度訴訟を起こすなど、更に認可が遅れる見込みとなっている。

(シドニー事務所 山下宜範)

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