コロンビア:憲法裁判所 人民投票の役割及び採掘活動に対する介入の制限範囲に関する判決を予定

掲載日:2018年8月9日

7月23日付けの地元報道によると、憲法裁判所は、同裁判所の合同審査会において、人民投票の役割及び採掘活動に対する人民投票の介入の制限範囲について明確にする判決を行う予定である。本件を担当する裁判官は、合同審査会での主な議論として3点を挙げた。

(1)採掘プロジェクトを実施する前に、地域社会との協議メカニズムを検討する必要がある。両者間で合意に達しない場合は、最後の手段として人民投票に頼る。

(2)採掘プロジェクトに直接あるいは間接的に参加する異なったセクターが、どの様な形で積極的・効果的・公平に参加するか、そのメカニズムを確立する必要がある。

(3)地表下は、国家が独占的に使用する権限を持っている。そのため、地元の権限として、最初から人民投票で採掘プロジェクトを妨げることはできないという解釈。

国家鉱業庁(ANM)の長官は、合意に関し、集会プランと呼ばれる手続きに従い、数か月前から国と地元の行政機関、鉱業関係当局や環境当局が集まるなど、国と地元当局との間で協議してきたと語った。また、従前から憲法裁判所に対しては、鉱業に関しては地元と国の協議によって決めるべきという従前の判例に従うべきと繰返し主張している。

Meta県の行政裁判所の判事は、政府見解に反して、人民投票は憲法第41条で謳っている民主主義を実践する一つの原則であり、国はこれを無視してはならないとの立場をとっている。

(石炭開発部 辻  誠)

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