インド:国営鉄鉱石採掘会社NMDC社 競売にてAndhra Pradesh州の金鉱山を獲得

掲載日:2018年8月9日

7月30日付けの地元報道によると、国営鉄鉱石採掘会社NMDC社はAndhra Pradesh州の金鉱山を獲得し、金採掘に初めて参入する。NMDC社は、Vedanta社、Adani Group社といった大手企業との競売にて落札者となり、金鉱山の開発・生産の権利を確保した。

政府は様々な開発・生産に向けた時系列を決定するが、NMDC社は生産段階までには資本支出66百万USDが必要と見積もっている。同社は、採掘区域263 ha全体での採掘可能な貴金属量は約8.5トンと見積もっている。NMDC社は収益の約38%はインド政府に引き渡す。今後2年間にて鉱山での生産を予定している。

今回の金採掘業への参入は、NMDC社の既存の国内事業・鉄鉱石採掘にその他の鉱物資産を追加するという多角化戦略目標の一環である。同社はKopano物流サービス社と共同企業体を設立し、南アフリカにて鉱物資産の探査・開発を行っている。共同企業体の最近の取締役会では、南アフリカでの高品質石炭・コークス炭資産の獲得を目指して、炭鉱資産調査への予備的な投資を承認した。

NMDC社は国内鉄鋼所への最大の鉄鉱石供給者の一つであるが、南アフリカでのコークス炭資産を確保し、同社は、国内鉄鋼業界への総合原材料(鉄鉱石、マンガン、南アフリカの資産にて確保するコークス炭)供給者になることを目指している。

(石炭開発部 辻  誠)

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